おうた‐どころ【御歌所】
もと、宮内省に属し、天皇・皇族の御歌や御歌会に関する事務を扱った所。明治21年(1888)創設、昭和21年(1946)廃止。
おう‐にょうご【王女御】
皇族出身の女御。「—にてさぶらひ給ふを」〈源・少女〉
おう‐ひ【王妃】
1 国王のきさき。 2 皇族で「王」の称号をもつ人の配偶者。 [補説]曲名別項。→王妃
おう‐みょうぶ【王命婦】
皇族で命婦である人。「暮るれば、—を責めありき給ふ」〈源・若紫〉
おう‐ろく【女王禄】
《慣例で「女」の字は読まない》平安時代、白馬(あおうま)の節会(せちえ)の翌日(正月8日)と新嘗祭(にいなめさい)の翌日(11月中(なか)の巳(み)の日)に、紫宸殿(ししんでん)において皇族の女...
おおきみ‐の‐つかさ【正親司】
律令制で、宮内省に属し、皇族の名籍などのことをつかさどった役所。おおきんだちのつかさ。
おお‐みや【大宮】
1 ㋐神の御座所。神社。「今年—および大寺をつくらしむ」〈舒明紀〉 ㋑天皇の御所。皇居。「天皇(すめろき)の神の尊の—はここと聞けども」〈万・二九〉 2 《「おお」は年をとった人、「みや」は身分...
おてもと‐きん【御手元金】
1 高貴な人の手元にある金銭。 2 天皇および皇族の私有財産である金銭。毎年度、国庫から内廷費として支出される金銭をいう。宮内庁の経理に属する公金とは別の扱いとなる。
おとこ‐みや【男宮】
男子の皇族。皇子。親王。⇔女宮(おんなみや)。「宮に紅葉奉れ給へれば、—おはしましける程なりけり」〈源・宿木〉
お‐なり【御成り】
皇族・摂家・将軍などの貴人を敬って、その外出や訪問・臨席などをいう語。