こうとう‐ふ【皇統譜】
天皇および皇族の身分や系譜を登録する帳簿。大統譜と皇族譜とがある。
こう‐べつ【皇別】
「新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)」にみられる氏族の分類の一。皇族を祖先とする氏族。橘(たちばな)氏・源氏・平氏などの類。→諸蕃(しょばん) →神別(しんべつ)
このえ‐の‐とねり【近衛舎人】
近衛府の下級職員。宮中の警護、天皇・皇族・大臣らの近侍などを務めた。近衛。
さい‐しゅ【祭主】
1 祭事の主宰者。 2 伊勢神宮の神職の長。古くは中臣(なかとみ)、次いで大中臣氏の世襲であったが、明治維新後は皇族や公爵が親任された。
さぶらい【侍】
《動詞「さぶらう」の連用形から》 1 主君や主家のそば近くに仕える者。さぶらい人。 ㋐親王・摂関家などに仕えて、家務に携わる者。「若き—どもの五六人、汚なげなき姿にて雪まろばしするを見るとて」〈...
さんだい‐でん【参内殿】
京都御所内に設けられた殿舎。常御殿の西、御車寄せの内にあり、皇族・大臣などが参内する際にここから入った。
しじゅん‐きかん【諮詢機関】
明治憲法下で、自ら発案することはできず、天皇の諮詢を待って意見を上奏した機関。枢密院・皇族会議・元帥府など。
しせい‐こうか【賜姓降下】
皇族が天皇から姓を賜り、臣籍に入ること。昭和22年(1947)制定の皇室典範では、皇族が自己の意思に基づき、皇室会議の議を経て、その身分を離れることが認められた。
し‐はい【賜杯】
1 臣下に杯をたまわること。また、その杯。特に、叙勲の際に授けられる杯。 2 天皇・皇族などが競技・試合などの勝者に与える優勝杯。
しゅうしん‐ぎいん【終身議員】
明治憲法下で、自ら辞職しないかぎり、終身在職できた議員。貴族院議員のうち、皇族・公侯爵の議員と、勲功や学識経験により勅選された議員。