だく‐め・く
[動カ四]「だくつく」に同じ。「仕付けぬ事をすれば胸が—・く」〈虎寛狂・連歌盗人〉
だるま‐はがし【達磨剝がし】
人の着ている羽織をはぎとって奪うこと。また、その盗人。
ちぎょう‐ぬすびと【知行盗人】
知行を受けながら、それだけの才能や功績のない者をののしっていう語。禄(ろく)盗人。「枕刀に手も掛けず、あまっさへ秘書まで奪はれ、打ち殺されたは—」〈伎・幼稚子敵討〉
ちょろ・い
[形] 1 非常に簡単である。容易に処理できる。「この問題を解くことぐらい—・いさ」 2 考え方・やり方が安易である。「そんな—・い手にのるものか」 3 手ぬるい。「ねっそりの牛盗人、—・い工み...
つ【唾】
つば。つばき。唾液(だえき)。「盗人たちは、…いずれも—をのんで、身動きもしない」〈芥川・偸盗〉
つかい‐ぜに【遣ひ銭】
「遣い銀(ぎん)」に同じ。「永々の存京なれば—もないが」〈虎明狂・雁盗人〉
て‐さく【手作】
1 自分で作ること。手づくり。手製。「是は私の—でござある」〈虎明狂・瓜盗人〉 2 自分の手で耕作すること。また、その田地。「大久保一名の知行、又は—までも」〈三河物語・一〉
とうかん‐な・し【等閑なし】
[形ク]日ごろ非常に親しくしている。心安い。「いかに—・いと言ふても言はれぬ事ぢゃ」〈虎明狂・連歌盗人〉
と‐こそ
[連語]《格助詞「と」+係助詞「こそ」》 1 「と」の意を強調する。「おいらかに鬼—向ひゐたらめ」〈源・帚木〉 2 (命令形に付いて)命令の意を強調する。→とぞ「いかに罪人、急げ—」〈虎明狂・瓜盗人〉
とり‐あ・う【取(り)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 一つのものを取ろうとして争う。奪い合う。「遺産を—・う」 2 (多くあとに打消しの語を伴って用いる)相手になる。かかわり合う。「笑って—・わない」「—・う価値がない」 3...