手(て)に取(と)るよう
すぐ目の前にあるように、はっきり見えたり聞こえたりするさま。手に取るばかり。「相手の反応が—にわかる」
て‐まえ【手前】
[名] 1 自分の目の前。自分のもと。「—にある本を取る」 2 自分に近い方。また、目標とするものの前。こちら。「—の交差点を右折する」「採用の一歩—の段階」 3 人の見る前。他人に対する自分...
とび‐だし【飛(び)出し】
外や前へ勢いよく出ること。目の前に突然あらわれること。「—ナイフ」「児童の—に注意」
生唾(なまつば)を飲(の)み込(こ)・む
目の前にあるものが欲しくてたまらなくなる。
なまなま‐し・い【生生しい】
[形][文]なまなま・し[シク] 1 今できたばかりのようである。真新しい感じがする。「—・い傷あと」「—・い事件の現場」 2 目の前に見ているような感じである。「記憶に—・い」「—・い体験談」...
にえ‐い・る【にえ入る】
[動ラ四]はまりこむ。没入する。「余りに多く込み乗りたければ、目の前に大船二艘(にさう)—・りたり」〈延慶本平家・五〉
のぞ・む【臨む】
[動マ五(四)]《「望む」と同語源》 1 風景・場所などを目の前にする。向かい対する。面する。「海に—・んだ部屋」 2 ある事態が起こるようなところに身を置く。そういう時に当たる。出あう。直面す...
喉(のど)が鳴(な)・る
ごちそうを目の前にして、ひどく食べたくなる。「うまそうな匂いに—・る」
白刃(はくじん)前(まえ)に交(まじ)われば流矢(りゅうし)を顧(かえり)みず
《「宋書」袁顗伝より》白刃が目の前で交差するような切迫した状況下では、飛んで来る流れ矢をかえりみている余裕などない。大難を前にしては、小難を顧みる余裕のないことのたとえ。
はしり‐す・ぎる【走り過ぎる】
[動ガ上一][文]はしりす・ぐ[ガ上二] 1 走って通過する。「走者が目の前を—・ぎる」 2 気を早くまわしすぎる。先走る。「某が思案があるといふに、—・ぎた」〈伎・仏の原〉