め‐の‐くすり【目の薬】
見て慰めになるもの。
目(め)の黒(くろ)いうち
生きている間。目の玉の黒いうち。「私の—は許さない」
め‐の‐こ【目の子】
「目の子勘定」「目の子算」の略。「前巾着より—に読んでやり」〈浮・好色産毛・四〉
めのこ‐かんじょう【目の子勘定】
「目の子算」に同じ。
めのこ‐ざん【目の子算】
そろばんや筆算などによらず、数量などを目で確かめながら計算すること。目の子勘定。
めのこ‐ざんよう【目の子算用】
「目の子算」に同じ。「十文で五文づつの間銭—して取って帰る」〈浮・一代女・六〉
目(め)の覚(さ)めるよう
はっと驚くほど、見た目や動作などがあざやかで美しいさま。「—な真紅の花」「—なホームランを放つ」
め‐の‐さや【目の鞘】
まぶた。
目(め)の鞘(さや)が外(はず)・れる
抜け目がない。また、洞察力がある。「この時目の鞘の外れし男ありて」〈浮・懐硯・五〉
目(め)の鞘(さや)を外(はず)・す
注意してよく見る。「梶を取るが引舟、目の鞘外すが遣手の役」〈浄・反魂香〉