かいせん‐しきもく【廻船式目】
日本最古の海商法規と目されているもの。海上運送に関して、船の使用や事故の際の処置の方法などを規定。貞応2年(1223)北条義時制定の旨の奥書があるが、実際には室町末期に瀬戸内海の海賊衆の間で慣習...
かい‐もく【皆目】
[副] 1 あとに打消しの語を伴って、強く否定する気持ちを表す。まるっきり。全然。「—見当がつかない」 2 まるまる全部、すっかりの意を表す。あとに否定的な意味・内容のくることが多い。「風眼とや...
顔見世(かおみせ)の二番目(にばんめ)
《顔見世狂言の二番目は出演者の多い狂言を出したところから》家族の多いことのたとえ。「おらが内は—といふ内だから、居候の絶えねえもいい」〈滑・浮世床・初〉
かけ‐め【掛(け)目】
1 はかりにかけて量った重さ。量目(りょうめ)。 2 原料繭の価格を表す係数。一般に、1キログラムの生糸生産に必要な原料繭の価格をいう。
かけ‐め【欠(け)目】
1 欠けていて不完全な部分。 2 不足した目方、また、分量。 3 囲碁で、目のように見えながら、実際には目にならない所。⇔本目。
かご‐め【籠目】
籠の編み目。また、模様やひもの編み方などが、籠の目のようになったもの。
かさがけ‐ひきめ【笠懸蟇目】
笠懸に用いる矢の蟇目。犬射蟇目(いぬいひきめ)より小さく、内部を空洞として、挫目(ひしぎめ)という縦の筋を入れるのを特色とする。
かさね‐の‐いろめ【襲の色目】
平安時代以降、公家社会に行われた衣服の表地と裏地、また衣服を重ねて着たときの色の取り合わせの種目。男子では直衣(のうし)・狩衣(かりぎぬ)・下襲(したがさね)などの、女子では唐衣(からぎぬ)・袿...
かすみ‐め【翳み目】
老齢・病気などのため、視力が衰えている状態。また、その目。
かた‐め【片目】
1 片方の目。 2 片方の目が見えないこと。独眼。 3 鮃(ひらめ)また鰈(かれい)をいう女房詞。