なおし‐どころ【直し所】
1 直し改めるべき点。欠点。「さ—なく誰も物し給ふめれば」〈源・若菜上〉 2 直すだけの値うち。「心もとなくとも、—ある心地すべし」〈源・帚木〉
なおし‐ばい【直し灰】
酒の腐敗をなおすのに用いる灰。本石灰1斗に豊後灰(ぶんごばい)4升をまぜて炒(い)り、湿りを加える。
なお‐しま【直島】
香川県中北部、瀬戸内海にある島。岡山県玉野市に近接する。銅・硫酸などの製錬所がある。
なおしま‐しょとう【直島諸島】
香川県高松市と岡山県玉野市の間の瀬戸内海に点在する27の島々の総称。主島は直島。井島の一部以外は香川県香川郡直島町に属する。
なおし‐みりん【直し味醂】
みりんに焼酎(しょうちゅう)またはエチルアルコールを加えた甘い酒。柳蔭(やなぎかげ)。本直し。
なおし‐もの【直し物】
1 ものを直すこと。また、直さなければならないもの。つくろいもの。 2 除目(じもく)のあと、召名(めしな)などの誤りを改める儀式。
なお・す【直す】
[動サ五(四)] 1 もとの良好な状態に戻す。 ㋐もとのようすに復させる。「気分を—・す」「化粧を—・す」 ㋑もとどおりに役立つようにする。修復する。「故障を—・す」「雨漏りの箇所を—・す」 ㋒...
なお‐なお【直直】
[形動ナリ]まっすぐなさま。すなおなさま。「ひさかたの天路は遠し—に家に帰りて業(なり)をしまさに」〈万・八〇一〉
なおなお・し【直直し】
[形シク] 1 普通である。平凡である。きわだたない。「正身(さうじみ)を、—・しくやつして」〈源・東屋〉 2 品がない。卑しい。「いとあさましう、—・しき御心なり」〈狭衣・四〉
なお‐び【直毘/直日】
物斎(い)みが終わって、平常の生活に復すること。また、その日。なおみ。