じゅん【盾】
[常用漢字] [音]ジュン(呉) [訓]たて 敵の攻撃から身を隠す武具。たて。「矛盾」
たて【盾/楯】
1 敵の矢・石・剣などを防ぐための板状の武具。手に持つ手盾と、地上に並べておく垣盾(かいだて)とがある。大きさや形はさまざまで、材料も木・皮・金属などがある。 2 防ぎ守る手段。また、自分の立場...
たて‐こも・る【立(て)籠もる/盾籠もる】
[動ラ五(四)]《「たてごもる」とも》 1 戸などをしめきって中にこもる。「書斎に—・って執筆する」 2 城や要塞にこもって敵の攻撃を防ぐ。「城に—・る」
たて‐じょう【盾状/楯状】
たてのような形。
たて‐つ・く【盾突く/楯突く】
[動カ五(四)]《古くは「たてづく」か》目上の人に対して逆らう。従わずに文句を言ったりして反抗する。たてをつく。「上官に—・く」「親に—・く」
盾(たて)に取(と)・る
1 防御物として、その陰に隠れる。「立木を—・る」 2 ある物事を言い訳・言いがかりなどの材料とする。「法律を—・って権利を主張する」
盾(たて)の半面(はんめん)
種々の見方のできる物事の一面だけをいう、かたよった態度のたとえ。
盾(たて)の両面(りょうめん)を見(み)よ
物事は、表と裏の全体を観察したうえで正しく判断せよ。
盾(たて)を突(つ)・く
戦いのために盾を地面に突き立てる。転じて、反抗する。逆らう。たてつく。