かど‐の‐おさ【看督長】
平安時代、検非違使(けびいし)庁の下級職員。牢獄(ろうごく)の看守を本来の職務としたが、のちには罪人追捕(ついぶ)が主となった。
かん【看】
[音]カン(呉)(漢) [訓]みる [学習漢字]6年 1 対象をよく見る。「看過・看取・看破/参看」 2 見守る。見張りをする。「看護・看守・看病」 3 読む。「看経(かんきん)」 [名のり]あ...
かん‐か【看過】
[名](スル)あることを目にしていながら、そのままほうっておくこと。見逃すこと。「—することのできない問題だ」
かん‐かく【看客】
見る人。見物人や読者など。「編者延房—に謝して云(いわ)く」〈染崎延房・近世紀聞〉
かん‐かん【看官】
見る人。また、読者。「—この二冊を以て全部の難易を評する勿(なか)れ」〈福沢・学問のすゝめ〉
かん‐かん【看貫】
1 品物の目方を量ること。明治の初め、生糸の取引の際に、生糸の重量を改めたことからいう。 2 「看貫秤(かんかんばかり)」の略。
かんかん‐おどり【看看踊(り)】
清楽(しんがく)を伴奏とし、清国人の扮装でおどる踊り。長崎で起こり、化政期(1804〜1830)に江戸・大坂で大流行した。明治時代の法界節はこの流れ。名称は「かんかんのう云々(うんぬん)」の歌詞...
かんかん‐のう【看看兮】
⇒看看踊(かんかんおど)り
かんかん‐ばかり【看貫秤】
台秤(だいばかり)のこと。看貫の際に用いられたのでいう。
かん‐きん【看経】
[名](スル)《「きん(経)」は唐音》 1 禅宗などで、声を出さないで経文を読むこと。⇔諷経(ふぎん)。 2 声を出して経文を読むこと。読経。