し‐たい【四諦】
《「諦」は真理の意》仏語。迷いと悟りの両方にわたって因と果とを明らかにした四つの真理。苦諦・集諦(じったい)・滅諦・道諦。この世はすべて苦であること、その苦の因は煩悩(ぼんのう)であること、その...
し‐どう【四道】
1 四つの道。四つの方面。 2 仏語。煩悩(ぼんのう)を断って涅槃(ねはん)に達する4種の過程。すなわち、準備として修行をする加行(けぎょう)道、直接煩悩を断ずる無間(むけん)道、真理をさとる解...
し‐もん【四門】
1 東西南北の四方の門。すべての門。 2 内裏で、東西南北の四方にあった建春門・宜秋(ぎしゅう)門・建礼門・朔平門の総称。 3 仏語。 ㋐密教の曼荼羅(まんだら)の四方に配された門。東の発心門、...
しゅうきょうなんかこわくない【宗教なんかこわくない!】
橋本治の評論。平成7年(1995)刊行。オウム真理教を題材に、日本の近代社会を論じる。第9回新潮学芸賞受賞。
しゅかん‐しゅぎ【主観主義】
1 哲学で、真理や価値の基準を主観のうちにのみ帰して、それらの客観性を認めない立場。⇔客観主義。 2 客観的諸条件を無視して、自己の主観的判断にのみ依拠する態度。⇔客観主義。 3 刑法理論で、刑...
しゅち‐しゅぎ【主知主義】
1 感情や意志よりも知性・理性の働きに優位を認める立場。主知説。⇔主意主義/主情主義。 ㋐認識論で、真理は理性によって合理的に把握されるとする立場。 ㋑形而上学で、世界の根本原理を知的・理性的な...
しゅ‐どう【修道】
1 仏道を修行すること。 2 仏語。三道の第2の位。見道で悟った真理を、具体的な事象の上で反復して観察する段階。
しょう【証】
1 証拠。「もって後日の—とす」 2 仏語。正法を修得して真理を悟ること。悟りを得ること。 3 漢方で、病状、症状のこと。
しょうじじっそうぎ【声字実相義】
平安前期の仏教書。1巻。空海著。成立年未詳。音声と文字とは、そのまま真理を表すとする密教の考え方を述べたもの。声字義。
しょう・する【証する】
[動サ変][文]しょう・す[サ変]《「しょうずる」とも》 1 証拠立ててはっきりさせる。証明する。「無実を—・するに足る事実」 2 確かであると請け合う。保証する。「生命の安全は—・しがたい」 ...