じょう‐じゃっこうど【常寂光土】
天台宗で説く四土の一。法身の住んでいる浄土。真理そのものを世界としてとらえた、一切の浄土の根源的な絶対界。寂光土。寂光浄土。
じょうじゅう‐ふめつ【常住不滅】
常に変わらず、永遠に滅びないこと。「—の真理」
じ‐り【事理】
1 事の筋道。道理。「—明白」 2 仏語。事と理。すなわち、外相(げそう)である相対的差別の現象と、その本体である絶対平等の真理。
凡(すべ)ての道(みち)はローマに通(つう)ず
《ローマ帝国の盛時に、世界各地からの道がローマに通じていたところから》多くのものが中心に向かって集中しているたとえ。また、あらゆることは一つの真理から発しているたとえ。
ず‐して
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連用形+接続助詞「して」》…(し)ないで。…(で)なくて。…でないのに。「期せ—意見が合う」「巧ま—真理を語る」「生ける間生を楽しま—」〈徒然・九三〉
せいちょうのいえ【生長の家】
大本教の信者であった谷口雅春が昭和5年(1930)に始めた新宗教。宇宙を永遠に流れる「いのち」の顕現としてとらえ、すべての宗教は同一の真理を説くとして、諸宗教・諸思想を取り入れ教義を体系化している。
せっちゅう‐しゅぎ【折衷主義】
《eclecticism》相異なる哲学・思想体系のうちから真理あるいは長所と思われるものを抽出し、折衷・調和させて新しい体系を作り出そうとする立場。
せんけつもんだいようきゅう‐の‐きょぎ【先決問題要求の虚偽】
論証において、結論を証明するための前提を証明なしに採用している誤り。前提自身の証明が先決問題として要求される。例えば「聖書は真理を語っている。なぜならそれは神の言葉であるからである」の類。
ぜ‐しょうめっぽう【是生滅法】
「涅槃経(ねはんぎょう)」にある諸行無常偈(げ)の一句。あらゆるものは常住不変でなく、生滅するのが真理であるということ。
ぜっ‐たい【絶対】
[名・形動] 1 他に比較するものや対立するものがないこと。また、そのさま。「—の真理」「—な(の)存在」「—君主」 2 他の何ものにも制約・制限されないこと。また、そのさま。「—な(の)権力」...