さ‐お【真麻】
《「さ」は接頭語》あさ。麻糸。「麻衣(あさぎぬ)に青衿(あをくび)着けひた—を裳(も)には織り着て」〈万・一八〇七〉
ま‐お【真麻/真苧/苧麻】
カラムシの別名。また、その茎の繊維から製した麻糸。
まお‐らん【真麻蘭】
ススキノキ科の常緑多年草。高さ約1.5メートル。長い剣状の葉が根際から出て、夏、花茎を伸ばして暗黄赤色の花を多数つける。ニュージーランドの原産で、葉から繊維をとる。ニュージーランドあさ。ニュー西...
ま‐そ【真麻】
麻の美称。
まそ‐むら【真麻群】
麻の密生した所。「上野(かみつけの)安蘇(あそ)の—かき抱(むだ)き寝(ぬ)れど飽かぬをあどか我(あ)がせむ」〈万・三四〇四〉
まそ‐ゆう【真麻木綿】
麻を原料とした木綿(ゆう)。「三輪山の山辺—短(みじか)木綿かくのみゆゑに長くと思ひき」〈万・一五七〉