ま‐つち【真土】
耕作に適した良質の土壌。
まつち‐やま【真土山/待乳山】
奈良県五條市と和歌山県橋本市との境にある山。吉野川(紀ノ川)北岸にある。[歌枕] 東京都台東区浅草にある小丘。隅田川西岸に位置し、聖天宮(しょうてんぐう)がある。 [枕]同音の「待つ」...
ま‐つぶさ【真具】
[形動ナリ]整いそろっているさま。十分なさま。「ぬばたまの黒き御衣(みけし)を—に取り装(よそ)ひ」〈記・上・歌謡〉
ま‐つぼ【真壺】
葉茶壺の一種。ルソン壺のうち、肩や胴に銘のないもの。
ま‐づき【真搗き/真舂き】
水に浸して軽くついた麦を日に干し、もう一度水に浸して、再びつくこと。また、そのもの。「—にして二俵まで今日も運ばせ」〈浮・一代男・七〉
ま‐て【真手】
両手。「御手洗(みたらし)に若菜すすぎて宮人の—にささげて御戸(みと)開くめる」〈山家集・下〉
ま‐てつがい【真手番/真手結】
平安時代、近衛府(このえふ)の舎人(とねり)が大内裏の馬場で行った本番の騎射競技。→荒手番(あらてつがい) →手番(てつがい)
ま‐と【真砥】
刃物を研ぐとき、仕上げに使うきめのごく細かい砥石。
ま‐と‐も【正面/真面】
[名・形動]《「真(ま)つ面(も)」の意》 1 まっすぐに向かい合うこと。正しく向かい合うこと。また、そのさま。真正面。「—に風を受ける」「—に相手の顔を見る」 2 策略や駆け引きをしないこと。...
ま‐とも【真艫】
1 船の、船尾正面。 2 船尾正面に受ける風。「この風—でござる」〈浮・五人女・一〉