こ‐うちぎ【小袿】
《古くは「こうちき」》平安時代以降用いられた高位の宮廷女性の上着。準正装として重袿(かさねうちき)の上に着る。普通の袿よりも身丈が短い。
甲(こう)に◦着(き)る
他人の威光を借りたり、自分の地位を利用したりしていばることのたとえ。笠に着る。「主人を—◦着て、酒機嫌の刃物三昧」〈浄・浪花鑑〉
こ‐かたびら【小帷子】
1 素襖(すおう)の下に着る、小形に仕立てた帷子。 2 鎧(よろい)の下に着る、半袖でひざまでの丈の単(ひとえ)。
こく‐い【黒衣】
黒色の衣服。特に、仏教の僧の着る墨染めの衣。また、牧師や修道女のまとう僧衣。こくえ。
こけ‐の‐ころも【苔の衣】
1 地を覆う苔を衣にたとえていう語。こけごろも。「白露の朝(あした)夕べにおく山の—は風もさはらず」〈新古今・雑中〉 2 僧・隠者などの着る粗末な衣服。こけごろも。こけのたもと。こけのきぬ。「男...
こけ‐の‐たもと【苔の袂】
僧・隠者などの着る衣。こけのそで。「美麗を好みて宝をつひやし、これを捨てて—にやつれ」〈徒然・一七二〉
こし‐ひも【腰紐】
女性が和服を着るとき、形を整え、着くずれないように腰に締める下締めのひも。
こじ‐え【居士衣】
隠者や僧侶などが着る衣服。居士ごろも。
こ‐そで【小袖】
1 現在の和服のもととなった、袖口の小さく縫いつまっている衣服。平安末期ごろは貴族が装束の下に着る白絹の下着であったが、鎌倉時代になると一般に袖に丸みをつけて数枚を重ね着しはじめ、しだいに上着の...
ころも【衣】
1 人のからだに覆いつけるものの総称。衣服。きもの。きぬ。 2 僧尼が袈裟(けさ)の下に着る衣服。法衣(ほうえ)。僧衣。「墨染めの—」 3 揚げ物や菓子などの外面をくるんだり、まぶしつけたりする...