きじゃく‐もの【着尺物】
大人の着物を1枚仕立てるための反物。ふつう幅36センチ、長さ11.4メートルぐらいで、これを1反という。着尺地。
き・せる【着せる】
[動サ下一][文]き・す[サ下二] 1 衣服などを身につけさせる。「着物を—・せてもらう」 2 上からかぶせる。「銀台に金を—・せる」「歯に衣(きぬ)を—・せぬ批評」 3 他に押しつけ負わせる。...
き‐なが・す【着流す】
[動サ五(四)]羽織や袴(はかま)をつけずに和服を着る。また、着物を無造作に着る。「荒い縞の着物をぞろりと—・して」〈漱石・明暗〉
きぬ【衣】
1 衣服。着物。ころも。「歯に—着せずものを言う」 2 古代、上半身を包むものの総称。平安時代の装束では、上着と肌着との間に着た衣服。袿(うちき)や衵(あこめ)など。 3 皮膚、動物の羽毛や皮、...
きぬ‐がち【衣勝ち】
[形動ナリ]何枚も着物を重ねて着ているさま。「—に、身じろぎもたをやかならずぞ見ゆる」〈紫式部日記〉
きぬ‐ずれ【衣擦れ/衣摺れ】
歩くときなどに、着た着物の裾などがすれ合うこと。また、その音。
きのみ‐きのまま【着の身着の儘】
[連語]いま着ている着物以外は何も持っていないこと。「—で焼け出される」
き‐むく【黄無垢】
表裏ともに黄色で無地の着物。
キモノ‐スリーブ【kimono sleeve】
日本の着物の袖(そで)からヒントを得て作られた袖のこと。身頃(みごろ)と続きで裁った短い袖。
き‐やす【気安】
[形動][文][ナリ]気楽であるさま。「—に着物を着替えにかかった」〈横光・家族会議〉