つま‐さき【褄先】
着物の襟下と裾(すそ)の出あう角。
つま‐どり【褄取り】
1 着物の褄を手でつまんで持ち上げること。 2 相撲のきまり手の一。相手の足首またはつま先を取って後ろに引き上げて、前に手をつかせる技。出し投げから横に付いての変化技であることが多い。 3 「褄...
つま‐ど・る【褄取る】
[動ラ五(四)] 1 着物の褄を手でつまんで持ち上げる。「着流しの裾を—・って歩く」 2 鎧(よろい)の袖や草摺(くさずり)の端を威糸(おどしいと)とは別の色の糸または革で威(おど)す。「洗ひ皮...
つま‐はずれ【褄外れ/爪外れ】
着物の褄のさばき方。転じて、身のこなし。「しとやかな—で、膝(ひざ)をついた」〈野上・迷路〉
つま‐もよう【褄模様】
女性の着物の褄につけた模様。また、その模様をつけた着物。
褄(つま)を取(と)・る
1 裾の長い着物の竪褄(たてづま)(襟下)を手で持ち上げて歩く。「—・って歩く」 2 《芸者が左褄をとって歩くところから》芸者になる。左褄を取る。「此の人、日本橋に—・って」〈鏡花・日本橋〉
つめ‐そで【詰(め)袖】
袖丈全部を身頃(みごろ)に縫いつけた袖。また、その着物。男物の袷(あわせ)羽織の袖がその例。付け詰め袖。
つ・める【詰める】
[動マ下一][文]つ・む[マ下二] 1 容器などに物を入れていっぱいにする。ぎっしり入れてすきまがないようにする。「衣装を—・めた鞄(かばん)」「料理を重箱に—・める」 2 穴やすきまに物を入れ...
つり‐あ・う【釣(り)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 二つ以上のものの平均がとれている。「左右が—・う」「収入と支出とが—・う」 2 色や材質などの調和がとれている。「帯と着物の色が—・っている」 3 互いに相手にふさわしい...
つる‐はぎ【鶴脛】
着物の短い裾からすねが長く現れること。また、そのすね。「継の布のわわけたる—にて」〈宇津保・吹上下〉