赤(あか)い着物(きもの)を◦着(き)る
《もと、受刑者が赤い着物を着せられたところから》入獄する。刑務所で服役する。明治・大正期に使った言葉。
あさぎ‐うら【浅葱裏】
1 着物の裏地で浅葱色のもの。また、その裏地をつけた着物。 2 《多く浅葱裏の着物を着たところから》遊里で、江戸勤番に出てきたやぼな田舎武士をあざけっていう語。「まだ出来ぬ顔へしかける—」〈柳多...
あさ‐ぎぬ【麻衣】
1 麻布で作った粗末な着物。「勝鹿(かつしか)の真間の手児名(てごな)が—に青衿(あをくび)着け」〈万・一八〇七〉 2 喪中に着る白い麻の衣服。あさごろも。あさのきぬ。「たへの穂の—着(け)れば...
あずま‐からげ【東絡げ】
着物の裾を腰の両わきにからげて帯に挟むこと。東折り。あずまばしょり。「いざや潮を汲まんとして…—の潮衣」〈謡・融〉
あせ‐ジュバン【汗ジュバン】
汗が着物に染み通らないように着る肌着。汗取り。あせジバン。→ジュバン
あらい‐はり【洗い張り】
着物を解いて洗い、のりをつけて広げた布を、張り板に固着させたり、伸子(しんし)で張ったりして乾かす方法。
あわせ【袷】
《「あ(合)わせる」の連用形から》裏地をつけて仕立てた着物。秋から春先にかけて用いる。近世では初夏と初秋に着るならわしがあった。あわせのころも。あわせぎぬ。《季 夏》「—きて身は世にありのすさび...
あん‐じ【案じ】
1 考え。工夫。「着物の模様の—まで、人にこれはとほめられるも」〈洒・娼妓絹籭〉 2 心配。恐れ。「さめるといふ—がないわいな」〈滑・浮世風呂・二〉
あんたがた‐どこさ【あんた方何処さ】
東京地方で歌われた手鞠歌(てまりうた)の一節。「肥後さ。肥後どこさ。熊本さ…」と続き、「それを木(こ)の葉でちょいとかぶせ」でまりを着物の袖やスカートの下に覆い隠す。
い【衣】
[音]イ(漢) エ(呉) [訓]ころも きぬ [学習漢字]4年 〈イ〉 1 身にまとうもの。着物。「衣装・衣食・衣鉢(いはつ)・衣服・衣料・衣類/御衣(ぎょい)・更衣・脱衣・暖衣・着衣・胴衣・...