やたて‐とうげ【矢立峠】
青森・秋田両県の県境にある峠。標高258メートル。白神山地の東端に位置し、青森県側に流れる平川と秋田県側に流れる下内川との分水嶺になっている。
やたて‐の‐すずり【矢立ての硯】
箙などの中に入れて陣中に携帯した小さい硯箱。
やたて‐の‐はじめ【矢立ての初め】
矢立て3の使いはじめ。また、旅の日記などの書きはじめ。「これを—として、行く道なほ進まず」〈奥の細道〉
やた‐でら【矢田寺】
奈良県大和郡山市にある高野山真言宗の寺。山号は、矢田山。天武天皇2年(673)天皇の勅願により智通の開創と伝える。のち、満米(まんめい)が中興、八宗兼学の道場となった。正称は金剛山寺。八田寺。
や‐たば【矢束】
1 矢の長さ。やつか。 2 矢をたばねたもの。
やたら【矢鱈】
[形動][文][ナリ]根拠・節度がないさま。筋が通らないさま。めちゃくちゃ。むやみ。「—に買い込む」「—な事を言うもんじゃない」 →無闇(むやみ)[用法] [副]に同じ。「—(と)のどが乾...
やたら‐じま【矢鱈縞】
縞柄の一。筋の間隔や色の配列が不規則なもの。
やたら‐づけ【矢鱈漬(け)】
ナス・キュウリ・シソ・大根など何種類もの野菜を刻んで味噌に漬けたもの。山形地方の名産。
や‐だい【矢代】
賭(か)け的(まと)の勝負などをするとき、各射手から1本ずつ矢を出させ、これを2本ずつ取って交差するように振り落とし、これで上矢・下矢の組を決めたこと。射手の矢を籤(くじ)代わりに使うもの。
や‐だいじん【矢大神/矢大臣】
1 神社の随身門(ずいじんもん)に安置してある2体の神像のうち、向かって左方の神像の俗称。⇔左大神。→随身門 2 《姿が1に似ているところから》居酒屋で、空樽(あきだる)に腰掛けて酒を飲むこと。...