にじ‐せんい【二次遷移】
植物群落の遷移において、大規模ながけ崩れ・洪水・火事などによって既存植生が失われた場所に侵入・定着すること。土壌が既に存在するほか、周辺の植生からの侵入もあるため、一次遷移よりも極相に至る時間は短い。
にちょう‐ゆうずい【二長雄蕊】
花の雄しべが4本あるうち、2本は長く2本が短いもの。シソ・オドリコソウなどでみられる。二強雄蕊。
ニッケルあえん‐でんち【ニッケル亜鉛電池】
正極に水酸化ニッケル、負極に亜鉛、電解液に酸化亜鉛が飽和した水酸化カリウム水溶液を用いたアルカリ蓄電池。繰り返し充電・放電ができるが、ニッケルカドミウム電池に比べ、寿命が短い。
にほん‐かもしか【日本氈鹿】
ウシ科の哺乳類。体長1〜1.2メートル。体毛はやや長く、白色・茶褐色・黒褐色など。雌雄とも短い角をもつ。草食。本州・九州などの山地に1頭またはつがいで暮らす。日本特産種で、特別天然記念物。
にほん‐たんかくしゅ【日本短角種】
和牛の一種。在来種の南部牛と外国種のショートホーン種を交配した品種。毛色は褐色。成長が早く、放牧に適する。岩手県・青森県・秋田県が主産地。短角牛。短角種。 [補説]「短角」は肉用牛としての改良に...
にょう‐どう【尿道】
膀胱(ぼうこう)内の尿を体外に排出する管。男性では陰茎中を走り精液の通路を兼ね、女性では短い。
ぬんちゃく
カシの木の短い棒2本をひもや鎖でつないだ武具。沖縄で用いられた。
ねこ‐がき【猫掻き】
1 陶磁器で、猫の爪で引っ掻(か)いたような短い櫛目(くしめ)状の刻線。中国の珠光青磁、朝鮮の金海茶碗にみられる。 2 わらで編んだむしろ。蹴鞠(けまり)などのとき、庭に敷くもの。「—を敷かれた...
ねこ‐の‐した【猫の舌】
キク科の多年草。暖地にみられ、海岸の岩の上や砂地をはう。葉は楕円形で、短い剛毛があってざらつく。夏、黄色い頭状花をつける。はまぐるま。
ねじ‐きり【捩ぢ切り/捻ぢ切り】
奴(やっこ)などが、短い上着を着て、尻端折(しりばしょ)りをすること。「いづれも一対の—奴にて、梅の花鎗をもち」〈伎・暫〉