きゅう‐せっき【旧石器】
旧石器時代の人類が用いた打製石器。→新石器
げん‐せっき【原石器】
人類が道具として最初に使用したといわれる石器。第三系から発見されたが、人工の石器ではなく自然石とされている。
さい‐せっき【細石器】
長さ2、3センチの小形石器。木や骨角の軸に数個はめこんで、ナイフ・槍・鎌として用いた。旧石器時代末から、所により新石器時代に見られる。
しん‐せっき【新石器】
新石器時代に用いられた精巧な打製石器と磨製石器。現在では、これらが旧石器時代にも存在したことが判明しており、あまり使わない語。→旧石器
せっかく‐せっき【石核石器】
打製石器の一種。石核から仕上げた石器。
せっ‐き【石器】
石でつくられた器具。特に、石器時代の遺物をさす。打製石器と磨製石器に大別され、石鏃(せきぞく)・石斧(せきふ)・石皿・石棒などがある。
だせい‐せっき【打製石器】
打ち欠いたり剝(は)いだりして仕上げた石器。日本では無土器時代から縄文時代・弥生時代に使用。→磨製石器
はくへん‐せっき【剝片石器】
打製石器の一種。石塊からはぎとった剝片を加工した石器。→石核(せっかく)石器
ませい‐せっき【磨製石器】
磨いて仕上げた石器。日本では縄文時代・弥生時代に一般化し、用途によって打製石器と作り分けている。