いし‐づち【石槌】
1 槌として用いられた石器。日本では縄文・弥生時代にわたってみられる。 2 地形(じぎょう)に用いる大石。数本の縄を結びつけ、数人が力を合わせて上下させて、地面を固める。
いしづち【石鎚】
「石鎚山」の略。
いしづち‐こくていこうえん【石鎚国定公園】
石鎚山を中心とする国定公園。愛媛・高知の両県にまたがり、面河(おもご)渓などがある。
いしづち‐さん【石鎚山】
愛媛県中部の山。石鎚山脈の主峰で四国山地の最高峰。標高1982メートル。山頂に石鎚神社の頂上社があり、中腹に山岳信仰の道場の成就社がある。伊予(いよ)の高嶺(たかね)。
いしづち‐さんみゃく【石鎚山脈】
愛媛県・高知県の境を東西に連なる山脈。四国山地の西半分を占め、東半分の剣(つるぎ)山地に対する。四国最高峰の石鎚山のほかに笹ヶ峰(標高1859メートル)・伊予富士(標高1756メートル)・瓶(か...
いしづち‐じんじゃ【石鎚神社】
愛媛県西条市西田甲にある神社。祭神は石土毘古神(いしづちひこのかみ)。役小角(えんのおづの)の開山と伝え、石土蔵王権現(いしづちざおうごんげん)と称した。
いして‐じ【石手寺】
愛媛県松山市石手町にある真言宗豊山派の寺。山号は熊野山。中興開創は弘仁4年(813)。もとは法相宗で、開山は行基、開基は越智玉純。旧称、虚空蔵院安養寺。四国八十八箇所第51番札所。仁王門は国宝、...
石(いし)で手(て)を詰(つ)・める
動きがとれない。進退きわまる。「石で手詰めた貧の病」〈浄・忠臣講釈〉
いし‐とさか【石鶏冠】
鶏などのとさかの、石のように硬いもの。
いしどうまる【石童丸】
苅萱(かるかや)伝説中の人物。出家した父の苅萱道心を母とともに高野山に訪ねる。