かき‐はら・う【掻き払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 勢いよく横に打ち振る。「白い薄雲が刷毛先(はけさき)で—・った痕(あと)の様に」〈漱石・三四郎〉 2 じゃまなものを除き去る。また、手で払う。払いのける。「涙のこぼるるを...
かき‐はん【描(き)版】
写真を利用せず、直接手がきによって製版した平版。石版または金属版上に脂肪性インクでかく。
かき‐みだ・る【書き乱る】
[動ラ四]とりとめもなく書き散らす。「げにそこはかとなく—・り給へるしもぞ」〈源・明石〉
かき‐やぶ・る【掻き破る】
[動ラ五(四)]つめや刃物などでひっかいて裂く。また、ひっかいて傷つける。「夜中には物置の戸を爪で—・って外へ出ようとした」〈漱石・硝子戸の中〉
かく【格】
1 地位。身分。また、等級。「—が上がる」「—が違う」「グループのリーダー—」 2 物事の仕方。流儀。「その—で行くと川へ落ちれば必ず死ぬ事になる」〈漱石・吾輩は猫である〉 3 決まり。規則。法...
かく【槨】
墓室内部の棺を保護するもの。木槨・石槨・粘土槨・礫槨(れきかく)・木炭槨などがある。
かく【角】
[名] 1 一点から出る二つの半直線がつくる図形。また、その開きの度合い。角度。「—の大きさ」 2 四角なもの。方形。「ジャガイモを—に切る」 3 断面が四角の長い材木や石材。角材。「三寸—」...
かく‐いし【角石】
方形に切った石。四角な石材。
かく‐えき【赫奕】
[名・形動]物事が盛んなこと。また、そのさま。「大地の層土上に写出したる—なる史詩に至ては」〈尺振八訳・斯氏教育論〉
[ト・タル][文][形動タリ]光り輝くさま。かくやく。「太陽は無慈悲にも...
かくげんりょう‐ぶっしつ【核原料物質】
核燃料の原料となる鉱石。ウラン、トリウムまたはその化合物を含む鉱石をさし、ピッチブレンド、モナザイト(モナズ石)、トール石などがある。