ミセル【micelle】
1 溶液中で、界面活性剤などの分子がある濃度以上になると、急に集合してつくるコロイド状の粒子。石鹸水(せっけんすい)などでみられる。 2 セルロースなどの高分子物質を構成する微結晶。
ミゼリコルディア‐きょうかい【ミゼリコルディア教会】
《Igreja de Nossa Senhora da Misericórdia》ブラジル北東部、ペルナンブコ州の都市オリンダにある教会。旧市街の丘の上に位置する。17世紀半ばに建造。オランダと...
みそ‐じ【三十/三十路】
《古くは「みそち」》 1 30歳。「—を越える」→十路 2 30。みそ。「—あまり二つの相(かたち)八十(やそ)種(くさ)とそだれる人の踏みし跡どころ稀にもあるかも」〈仏足石歌〉
みそ‐みそ
[副] 1 細かくくずれるさま。ぐしゃぐしゃ。「あらゆる蛇、一口づつ噛(か)みて、—と噛みなして」〈沙石集・七〉 2 勢いなどが弱まって静かになるさま。ひっそり。「初めの言葉に似もやらず—とこそ...
みた◦ようだ【見たようだ】
[連語]《動詞「みる」の連用形+完了の助動詞「た」+比況の助動詞「ようだ」》 1 似たものとしてたとえる意を表す。「縛られては居ないが同心を—◦ような者が付て脇屋が廊下を通って行った」〈福沢・福...
みち‐あんない【道案内】
[名](スル) 1 道を知らない人を導いて連れていくこと。また、その人。「地元の人に—してもらう」 2 道の方向や距離などを記して、道ばたに立てる木や石。道標。みちしるべ。
みち‐いし【道石】
道案内に立てた石。たていし。
みち‐うら【道占】
「辻占(つじうら)」に同じ。「心もとなく不審に覚えて、—とはんとて」〈沙石集・一〇本〉
みち‐かい【道交ひ】
1 道ですれちがうこと。「—にてだに、人か何ぞとだに御覧じわくべくもあらず」〈源・明石〉 2 道を行き来すること。往来。「大路の—もいかがとのみわづらはしく」〈大鏡・師尹〉
みちくさ【道草】
夏目漱石の小説。大正4年(1915)発表。大学教授である主人公健三が、世俗的社会に束縛され、孤独に生きるさまを描いた自伝的作品。