すなどけい【砂時計】
《原題The Hour-Glass》イェーツの戯曲。1903年、ダブリンのモールズワースホールにて初演。
すな‐どめ【砂留(め)】
砂がくずれ落ちるのを防ぎとめること。また、その設備。砂防。
すなにうもれるいぬ【砂に埋もれる犬】
《原題、(スペイン)Perro semihundido》ゴヤの絵画。カンバスに油彩。縦131センチ、横79センチ。首まで砂に埋もれている犬を描いた作品。晩年に制作された「黒い絵」とよばれる連作の...
砂(すな)に◦する
むだにする。ふいにする。役に立たなくする。「蒟蒻(こんにゃく)の銭ぢゃとて、—◦して吸はせうか」〈浄・丹波与作〉
すな‐ぬき【砂抜き】
[名](スル)アサリやシジミなどの貝類を調理する前に、数時間ほど塩水に漬けておき、砂を吐かせること。
すな‐ねこ【砂猫】
ネコ科の哺乳類。北アフリカから中東、ロシアにかけての砂地・荒地に生息。体長約50センチでイエネコに似るが、耳がやや大きく、足の裏は長い毛に覆われる。
すな‐ねずみ【砂鼠】
ネズミ科の哺乳類。体長11〜13センチ。体毛は灰色。中国・モンゴルの砂漠・草原などに群れでトンネルを掘ってすむ。動物実験に使われる。ジャービル。
すなのうえのしょくぶつぐん【砂の上の植物群】
吉行淳之介の長編小説。「文学界」誌の昭和38年(1963)1月号から12月号まで連載。インモラルな性に溺れていく中年のサラリーマンの姿を描く。
すなのおんな【砂の女】
安部公房の長編小説。昭和37年(1962)刊。同年、第14回読売文学賞小説賞受賞。昆虫採集の旅に出た男が、砂丘地帯に住む女との同棲を強制され、脱出不可能な砂の穴の中で、自己の存在と自由の認識を...
すなのクロニクル【砂のクロニクル】
船戸与一の長編小説。平成元年(1989)から平成3年(1991)にかけて雑誌「サンデー毎日」に連載。単行本は平成3年(1991)に刊行。第5回山本周五郎賞、第10回日本冒険小説協会大賞を受賞。