うす‐やくそく【薄約束】
まだ確かではない約束。仮の約束。「しかじかの事ども—して帰れば」〈浮・一代男・一〉
嘘(うそ)か実(まこと)か
真実ではないのか、あるいは真実なのか。「その噂、—確かめてみよう」
うたがわし・い【疑わしい】
[形][文]うたがは・し[シク] 1 真実かどうか疑いたくなるようすである。信用できない。「—・い説」 2 はたしてそうなるかどうか不確かである。「目標達成は—・い」 3 普通でない。怪しい。不...
うつ・し【現し/顕し】
[形シク]《「うつつ」と同語源》 1 現実にこの世に生きている。「葦原の中つ国にあらゆる—・しき青人草」〈記・上〉 2 正気である。気が確かである。「春の日のうら悲しきにおくれゐて君に恋ひつつ—...
うつし‐ごころ【現し心】
確かな心。理性のある心。正気。「—なく酔ひたるものに候」〈徒然・八七〉
うつし‐ざま【現し様】
[名・形動ナリ] 1 気持ちが正常で確かなさま。正気なさま。「—なる折すくなく侍りて」〈源・薄雲〉 2 いつもと変わらないこと。また、そのさま。「おほやけのかしこまりなる人の、—にて世の中にあり...
うつ‐な・し
[形ク]疑いない。確かである。「その勝たむこと—・し」〈皇極紀〉
裏釘(うらくぎ)を返(かえ)・す
1 裏側に突き出た釘の先を打ち曲げ、抜けないようにする。 2 念を押す。または、いっそう確かなものとする。「裏釘かへす詞詰、心にこたへて頼もしき」〈浄・兜軍記〉
うら‐づ・ける【裏付ける】
[動カ下一][文]うらづ・く[カ下二] 1 布・紙などを物の裏につけて強くする。裏打ちする。 2 ある事が確かであることを証拠立てる。物事を確実なものとする。「犯行を—・ける新たな証拠」
裏(うら)を取(と)・る
確かな証拠や証人を捜し出すなどして、供述・情報などの真偽を確認する。裏付けを取る。「犯人の自白の—・る」