もん‐ぜき【門跡】
1 一宗門の本山。また、そこに住み、その法系を嗣(つ)いでいる僧。 2 平安時代以後、皇族・貴族などが出家して居住した特定の寺院。また、その住職。室町時代以後は寺院の格式を示す語となった。江戸幕...
モンゾニ‐がん【モンゾニ岩】
《monzonite》深成岩の一。斜長石とカリ長石とをほぼ等量含み、黒雲母(くろうんも)・角閃石(かくせんせき)・輝石などからなる完晶質の粗粒の岩石。閃長岩と閃緑岩の中間の性質を示す。
もん‐ばつ【門閥】
《「閥」は功を門に掲げて示す札》 1 世間で認めている、家の格づけ。家柄。家格。門地。 2 家柄のよい家が、互いに血縁関係を結んでつくった閥。 3 「門閥家(か)」の略。
モンモリロナイト【montmorillonite】
アルミニウムの含水珪酸塩(けいさんえん)を主成分とする粘土鉱物。凝灰岩などの風化で生じ、白ないし灰色の粉末の塊。水を吸収して膨潤し、またイオン交換性が高い。酸性を示すものは酸性白土とよばれる。ベ...
モース‐の‐こうどけい【モースの硬度計】
ドイツの鉱物学者モース(F.Mohs[1773〜1839])が、鉱物の硬度(モース硬さ)を示すために選んだ10種の標準鉱物。これで試料鉱物の表面を順次ひっかき、硬度を決める。 [補説]硬度と標準...
モーリッツブルク‐じょう【モーリッツブルク城】
《Schloß Moritzburg》ドイツ東部、ザクセン州の州都、ドレスデンの近郊にある城。16世紀半ば、ザクセン選帝侯モーリッツが狩猟のために建造。後に選帝侯フリードリヒ=アウグスト1世がル...
や【耶】
[人名用漢字] [音]ヤ(呉)(漢) [訓]か や 1 疑問を示す助字。「有耶無耶(うやむや)」 2 父。「耶嬢」 [難読]耶蘇(やそ)・耶馬台国(やまたいこく)
やくいんせきにん‐さてい【役員責任査定】
経営破綻した企業の役員の責任を査定する制度。破産法の第178条が根拠。破産管財人の申し立て、または裁判所の職権により、査定のための裁判を開く。申立人は役員の責任を示す事実関係(証拠)を提出。損害...
やくぶつ‐しもん【薬物指紋】
薬品などの化合物が、その原料や製造方法の違いによって示す特徴。不純物の割合や結晶構造がわずかに異なることを利用して、同種複数の化合物の異同を判断できる。主に科学捜査において、覚せい剤や毒物の分析...
やくわり‐ご【役割語】
話し手の性別や年齢・階層を、聞き手(読み手)がそれと推測できる、型にはまった言葉や話し方。老人の使う「わし」や「じゃ」、明治の女学生語に始まる「てよだわ言葉」、上流階級の婦人が使う「ざあます言葉...