しゅう‐し【祝詞】
祝いの言葉。祝辞。しゅくし。「末広に—を籠めて」〈一葉・うもれ木〉
しゅく‐し【祝詞】
1 神に祈る言葉。のりと。 2 祝いの言葉。祝辞。「新年の—を述べる」
のっ‐と【祝詞】
《「のりと」の音変化》 1 能で、神仏に祝詞(のりと)として捧げる謡。また、その初めに奏する囃子(はやし)。 2 歌舞伎下座音楽の一。神仏に祈祷(きとう)するとき、大鼓・小鼓・能管で奏する。 3...
の‐と【祝詞】
《「のっと(祝詞)」の促音の無表記》「のりと」に同じ。「御舟ごとに—申して、一たびに御はらへする程に」〈宇津保・菊の宴〉
のり‐と【祝詞】
儀式など改まった場面で、神を祭り、また、神に祈るときに神前で唱える古体の言葉。現存する最古のものは「延喜式」所収の27編と、藤原頼長の日記「台記」所収の中臣寿詞(なかとみのよごと)1編。のっと。...
のりとこう【祝詞考】
祝詞の注釈書。3巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和5年(1768)成立。寛政12年(1800)刊。「延喜式」所収の祝詞の学問的研究として最初のもの。
のりと‐ごと【祝詞言】
「のりと」に同じ。「中臣(なかとみ)の太(ふと)—言ひ祓(はら)へ贖(あか)ふ命も誰(た)がために汝(なれ)」〈万・四〇三一〉
ほぎ‐ごと【祝言/寿言/祝詞】
祝って言う言葉。祝福の言葉。