いか‐の‐いわい【五十日の祝】
子供が生まれて50日目に行った祝い。父や外祖父などが箸を取って、赤子の口に餅(もち)を含ませる。平安時代に、主として貴族の間で行われた。いか。
いのこ‐の‐いわい【亥の子の祝】
西日本で、亥の子の日に行われる収穫祭の行事。関東地方の十日夜(とおかんや)にあたるもので、この日に収穫を祝って新穀の餅を食し、子供たちがわら束や石で地面を打って回る。もと、中国の俗信に基づく宮中...
いわい【祝(い)/斎】
1 めでたいとして喜ぶこと。祝賀。「米寿の—」 2 祝う気持ちを示す言葉や金品。「お—を述べる」 3 (斎)心身を清らかにして神を祭ること。「朕みづからうつし—をなさむ」〈神武紀〉 4 (斎)神...
うそつき‐いわい【嘘吐き祝(い)】
本州中国地方で12月8日に行う商人の行事。1年間ついた嘘が帳消しになる日だとして、豆腐汁やこんにゃく田楽を作って祝う。うそつきばらい。
うち‐いわい【内祝(い)】
1 近親者だけでする祝い。 2 自分の家の祝い事の記念に、親しい人に贈り物をすること。また、その品。 [補説]祝い事のあった人が贈るものなので、他人の祝い事に「内祝いをお贈りします」と言うのは誤り。
うぶ‐いわい【産祝(い)】
誕生祝い。出産祝い。
うぶぎ‐の‐いわい【産着の祝(い)】
赤子が初めて産着を着るのを祝う儀式。生後3日目に行うところが多い。着衣の祝い。
うぶたち‐の‐いわい【産立ちの祝(い)】
出産直後または産後3日目・7日目などに、新生児・産婦が産神(うぶがみ)と共に飲食をする儀礼。うぶたて。
お‐いわい【御祝(い)】
「いわい1・2」の美化語。
おび‐いわい【帯祝(い)】
妊娠5か月目の戌(いぬ)の日に安産を祈って、妊婦が岩田帯を締める儀礼。