かぐら【神楽】
《「かみくら(神座)」の音変化》 1 神をまつるために奏する舞楽。宮中の神事芸能で、先行の琴歌神宴(きんかしんえん)などに、石清水八幡(いわしみずはちまん)などの民間の神遊びを取り込み、平安時代...
かぐら‐うた【神楽歌】
神楽の中でうたう神歌や民謡。特に、宮中の御神楽(みかぐら)のものは古く、庭燎(にわび)・採物(とりもの)・大前張(おおさいばり)・小前張(こさいばり)・星歌・雑歌(ぞうか)などからなる。
かぐら‐おもて【神楽面】
神楽を奏する人。また、その人の顔。「酔ひ過ぎにたる—どもの、おのが顔をば知らで」〈源・若菜下〉
かぐら‐が‐おか【神楽岡】
京都市左京区南部の吉田山の異称。かぐらおか。
かぐら‐ざか【神楽坂】
東京都新宿区東部の地名。もとは牛込見付から上る坂の名で、花街として知られた。
かぐら‐ざさ【神楽笹】
《神楽の採物(とりもの)に用いるところから》オカメザサの別名。
かぐら‐ざめ【神楽鮫】
カグラザメ目カグラザメ科の海水魚。全長8メートルくらい。体は細長い紡錘形で、背面は暗褐色。えらあなは六対ある。卵胎生。温熱帯海域のやや深海底にすむ。食用。
かぐら‐し【神楽師】
里神楽を舞う人。
かぐら‐じし【神楽獅子】
1 神前で神楽として奉納する獅子舞。 2 御神体として獅子頭を奉じて家々を回り、祓(はらい)・祈祷(きとう)などを行う獅子舞。
かぐら‐すず【神楽鈴】
神楽を舞うときに用いる鈴。小さい鈴を12個または15個つないで柄をつけたもの。歌舞伎舞踊の三番叟(さんばそう)などにも用いる。