かながわ‐ぶぎょう【神奈川奉行】
江戸幕府の職名。神奈川開港場における外国関係の事務一切を取り扱った。安政6年(1859)老中の支配下に設けられた。
かみ【神】
1 信仰の対象として尊崇・畏怖(いふ)されるもの。人知を超越した絶対的能力をもち、人間に禍福や賞罰を与える存在。キリスト教やイスラム教では、宇宙・万物の創造主であり、唯一にして絶対的存在。「—を...
かみ‐あが・る【神上がる】
[動ラ四] 1 「かむあがる」に同じ。「後に久しくましまして彦火火出見尊—・りましぬ」〈神代紀・下〉 2 巫女(みこ)に乗り移っていた神霊が巫女から離れて天に上る。「うなり声を引て—・る」〈滑・...
かみ‐あげ【神上げ】
神降ろしをした神を、祭りが終わったあと、天上へ帰すこと。→神降ろし
かみ‐あしゃげ【神あしゃげ】
沖縄地方で、祭祀(さいし)を行う建物。茅葺(かやぶ)きの寄せ棟造りで、四方吹き抜けの掘っ立て小屋。かみあしゃぎ。かみあさぎ。
かみ‐あそび【神遊び】
神前で、歌舞を奏すること。また、その歌舞。神楽(かぐら)。「かご山やさか木の枝ににぎかけてその—思ひこそやれ」〈夫木・一八〉
かみ‐あつめ【神集め】
陰暦10月に、全国の神が出雲大社に集まって、男女の縁を結ぶための相談をするという民間信仰。
かみ‐あらそい【神争い】
日本の伝説で、富士山と筑波(つくば)山、日光の権現と赤城(あかぎ)の明神など、2柱の神が争う形式のもの。
かみあり‐づき【神在月】
出雲国で、陰暦10月の異称。この月に日本中の神々が出雲大社に集まるという伝説から、出雲以外では「神無月(かんなづき)」というのに対していう。《季 冬》
かみあり‐まつり【神在祭】
出雲大社・佐太神社など出雲地方の神社で陰暦10月に行われる祭り。全国の神々を迎えるための神事。かみありさい。→神在月《季 冬》