たかみむすひ‐の‐かみ【高皇産霊神/高御産巣日神】
日本神話で、天地開闢(かいびゃく)のとき、高天原(たかまがはら)に出現した神。天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)・神皇産霊神(かみむすひのかみ)とともに造化の三神の一。天照大神とともに、高天原...
たけみかづち‐の‐かみ【武甕槌神/建御雷神】
日本神話で、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が火神を切り殺したとき、剣に付着した血から化生(けしょう)した神。経津主神(ふつぬしのかみ)とともに、葦原の中つ国に派遣され、国譲りの交渉に成功。また、神...
たけみなかた‐の‐かみ【建御名方神】
日本神話で、大国主命の子。武神としての性格をもつ。武甕槌神(たけみかづちのかみ)らが葦原の中つ国の国譲りを大国主命に迫ったとき、大国主命の命令で武甕槌神と力比べを行ったが敗れて信濃諏訪湖に逃れ、...
ただす‐の‐かみ【糺の神】
京都市左京区の賀茂御祖(かもみおや)神社と、その摂社の河合神社の祭神。
た‐の‐かみ【田の神】
田の守護神。春に里に下って田の神となり、秋には山に帰って山の神になるという。作神(さくがみ)。農神(のうがみ)。
たむけ‐の‐かみ【手向けの神】
旅人の道中の安全を守る神。峠や坂の上に祭られ、昔は、旅人が幣(ぬさ)を手向けた。道祖神(どうそじん)。
だい‐じん【大神】
神を敬っていう語。尊い神様。大御神(おおみかみ)。おおかみ。
だい‐みょうじん【大明神】
1 神号の一。神名の下につけ、明神をさらに尊んでいう称。「稲荷(いなり)—」 2 人名・事物名などの下につけ、それを神に見立て、強い願望や祈念を表す。親しみをこめたからかいの意で用いられることも...
ち‐じん【地神】
《「ぢじん」「ぢしん」とも》 1 地の神。国つ神。地祇(ちぎ)。⇔天神(てんじん)。 2 天照大神(あまてらすおおみかみ)以下、この国を治めた神々。 3 ⇒じがみ(地神)
ちふり‐の‐かみ【道触の神】
《「ちぶりのかみ」とも》陸路・海路の旅の安全を守る神。「わたつみの—にたむけするぬさの追風やまず吹かなむ」〈土佐〉