あこぎ‐が‐うら【阿漕ヶ浦】
三重県津市東部一帯の海岸。伊勢神宮に供える魚をとる漁場として、殺生禁断の地であった。[歌枕]「いかにせん—のうらみても度かさなれば変はる契りを」〈新千載・恋五〉
あこぎ‐の‐へいじ【阿漕の平次】
阿漕ヶ浦で、母の病のために禁断を破って魚をとり、簀巻(すま)きにされたという伝説上の漁師。謡曲・浄瑠璃などの題材となる。
アルコール‐いそんしょう【アルコール依存症】
長期にわたって酒類を飲みつづけた結果、飲酒が習慣となり、やめると禁断症状が現れ、精神的にも身体的にも酒類への依存がみられる状態。→アルコール中毒 →アルコール使用障害
アルコール‐ちゅうどく【アルコール中毒】
多量の飲酒から生じるエチルアルコールの中毒。急性はアルコール飲料を一時に多量に飲んだときに起こり、人事不省、糞尿(ふんにょう)の失禁、いびき、瞳孔(どうこう)散大などを呈し、死亡することもある。...
きん【禁】
[音]キン(漢) [訓]いさめる [学習漢字]5年 1 ある行為に枠をはめて差し止める。「禁煙・禁止・禁酒・禁制・禁断・禁欲/厳禁」 2 かってな行為を差し止めるための一定の枠。おきて。「解禁・...
きんだん‐しょうじょう【禁断症状】
麻薬・アルコール・ニコチンなどの慢性中毒となった者が、急にその摂取を中断した場合に起こす精神的、身体的症状。悪寒(おかん)・嘔吐(おうと)・妄想など。禁断現象。離脱症状。退薬症状。
げん‐ざい【原罪】
《original sin》キリスト教で、人類が最初に犯した罪。アダムとイブが禁断の木の実を口にし、神の命令に背いた罪。アダムの子孫である人類はこの罪を負うとされる。宿罪。
しょうるいあわれみ‐の‐れい【生類憐みの令】
江戸中期、5代将軍徳川綱吉が発布した殺生禁断の令。貞享2年(1685)以後しばしば発令。特に犬を大切にし、犯す者は厳罰に処した。綱吉の死後、廃止。
しんせん‐せんもう【振戦譫妄】
重度のアルコール依存症患者にみられる離脱症状(禁断症状)の一つ。飲酒を中断して後数日に不安・興奮・発汗・頻脈・手の震え・幻覚・意識障害などの症状が現れる。数日続き、深い睡眠に入った後、回復するが...
せいしょうじょ【聖少女】
三好徹の短編小説。昭和42年(1967)発表。同年、第58回直木賞受賞。昭和43年(1968)テレビドラマ化。 倉橋由美子の小説。昭和40年(1965)刊。父と娘の禁断の愛を描いたヌーボーロ...