ちゅうげん‐ぜん【中間禅】
仏語。色界四禅のうち、初禅と第二禅との中間の段階。中間定(じょう)。
なま‐ぜん【生禅】
禅を学び、なまかじりなのに自分では悟った気になっていること。野狐禅(やこぜん)。
ビロード‐ゆうぜん【ビロード友禅】
友禅染を施したビロード。花鳥・風景などの絵を染め、壁掛け・額などに用いる。友禅ビロード。
ほう‐ぜん【封禅】
中国古代に天子の行った天と地の祭り。山上に土壇をつくって天を祭り、山の下で地を祓(はら)い清めて山川を祭った。
みがわりざぜん【身替座禅】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)・長唄。新古演劇十種の一。岡村柿紅(おかむらしこう)作詞、7世岸沢式佐・5世杵屋巳太郎(きねやみたろう)作曲。明治43年(1910)東京市村座初演。狂言「花子」を舞...
もくしょう‐ぜん【黙照禅】
もっぱら座禅し、無念無想となることを修行する禅。曹洞宗系の禅風で、臨済宗の看話(かんな)禅に対する。
もん‐ぜん【問禅】
1 禅寺で、住持の説法に際し、聴衆の中から質問する僧が出て住持と問答をすること。また、その役目の僧。 2 「参禅」に同じ。
やこ‐ぜん【野狐禅】
禅の修行者が、まだ悟りきっていないのに悟ったかのようにうぬぼれること。転じて、物事を生かじりして、知ったような顔でうぬぼれること。また、その者。生禅(なまぜん)。
ゆうぜん【友禅】
「友禅染」の略。
りんざい‐ぜん【臨済禅】
臨済宗で行う禅。臨済の宗風を伝えた禅。