あざな・う【糾う】
[動ワ五(ハ四)]糸をより合わせる。縄をなう。絡ませるようにして交え合わせる。「禍福は—・える縄のごとし」
い‐しょ【緯書】
中国、前漢末から後漢にかけて作られた書物。経書に対するもので、易緯・書緯・詩緯・礼緯・楽緯・春秋緯・孝経緯など多種がある。儒教の経義に関連させながら予言・禍福・吉凶などを説いたもの。後世、儒家の...
おう‐ほう【応報】
仏語。善悪の行いに応じて受ける吉凶・禍福の報い。果報。「因果—」
おんよう‐どう【陰陽道】
中国伝来の陰陽五行説に基づき、天文・暦数・卜筮(ぼくぜい)などの知識を用いて吉凶・禍福を占う方術。朝廷は早くからこれを採用、陰陽寮を設け、平安時代には全盛を極めた。おんみょうどう。
か【禍】
[常用漢字] [音]カ(クヮ)(漢) [訓]わざわい まが 思いがけない災難。「禍根・禍福/奇禍・災禍・惨禍・水禍・舌禍・戦禍・筆禍・輪禍」 [難読]禍事(まがごと)・禍禍(まがまが)しい
かみ【神】
1 信仰の対象として尊崇・畏怖(いふ)されるもの。人知を超越した絶対的能力をもち、人間に禍福や賞罰を与える存在。キリスト教やイスラム教では、宇宙・万物の創造主であり、唯一にして絶対的存在。「—を...
吉凶(きっきょう)は糾(あざな)える縄(なわ)の如(ごと)し
「禍福(かふく)は糾える縄の如し」に同じ。
塞翁(さいおう)が馬(うま)
《「淮南子(えなんじ)」人間訓から》人生の禍福は転々として予測できないことのたとえ。「人間万事—」 [補説]昔、中国の北辺の塞(とりで)のそばに住んでいた老人の馬が胡(こ)の地に逃げたが、数か月...
さんぜ‐そう【三世相】
1 仏教の因縁説に陰陽家(おんようけ)の五行相生・五行相剋(そうこく)の説をまじえ、人の生年月日の干支(えと)や人相などから、三世の因果・吉凶を判断すること。また、それを書いた書物。 2 人の吉...
しん【讖】
未来の吉凶禍福を推測して説くこと。予言。また、その記録。