ひ‐い・ず【秀づ】
[動ダ下二]「ひいでる」の文語形。
ひ‐い・でる【秀でる】
[動ダ下一][文]ひい・づ[ダ下二] 1 他よりも特にすぐれている。ぬきんでる。「一芸に—・でた人」 2 くっきりと目立つ。りっぱである。「広く—・でた額」
ひ・ず【秀づ】
[動ダ下二]《「ほ(穂)い(出)づ」の音変化》 1 穂が出る。穂を出す。「あしひきの山田作る児—・でずとも縄だに延(は)へよ守ると知るがね」〈万・二二一九〉 2 ぬきんでる。ひいでる。「和漢の才...
ひでのやま‐らいごろう【秀ノ山雷五郎】
[1808〜1862]江戸後期の力士。第9代横綱。陸奥(むつ)の人。本名、橋本辰五郎。旧姓、菊田。5尺4寸(約164センチ)という、史上最も身長の低い横綱。→第8代横綱不知火(しらぬい) →第1...
ひでよしとりきゅう【秀吉と利休】
野上弥生子の長編歴史小説。豊臣秀吉と千利休の確執を描く。昭和37年(1962)から昭和38年(1963)にかけて、「中央公論」誌に連載。昭和39年(1964)刊行。第3回女流文学賞受賞。
ほ【秀】
《「穂(ほ)」と同語源》 1 外形が人目につきやすく突き出ていること。また、そのもの。「杉の—」「見渡せば明石の浦に燭(とも)す火の—にそ出でぬる妹に恋ふらく」〈万・三二六〉 2 内容が他よりす...
ほ‐だり【秀罇】
酒を入れる、銚子(ちょうし)・瓶子(へいし)の類。「水(みな)そそく臣の嬢子(をとめ)—取らすも」〈記・下・歌謡〉
ほ‐つ‐え【上枝/秀つ枝】
《「つ」は「の」の意の格助詞》上の方の枝。⇔下枝(しずえ)。「わが園の梅の—に鶯(うぐひす)のねになきぬべき恋もするかな」〈古今・恋一〉
ほ‐つ‐て【最つ手/秀つ手】
《「つ」は「の」の意の格助詞》すぐれた腕前。りっぱな技術。上手。「壱岐(ゆき)の海人(あま)の—の占部(うらへ)をかた焼きて」〈万・三六九四〉
ほ‐つ‐ま【秀真】
神代文字の一。48の表音文字で、明治時代、国学者の落合直澄が示したもの。