いたち【鼬/鼬鼠】
食肉目イタチ科の哺乳類。体長は雄が約30〜45センチ、雌が約20センチ。体毛は赤茶色で、体は細長く、脚が短く、尾は太く長い。主に夜行性で、ネズミ・鶏などを捕食。敵に追いつめられると悪臭を放って逃...
いたち‐うお【鼬魚】
アシロ科の海水魚。全長約60センチ。体はナマズ形で茶褐色、口に六対のひげをもち、背びれ・尾びれ・しりびれが連続している。本州中部以南の浅海にすむ。食用。
いたち‐ざめ【鼬鮫】
メジロザメ科の海水魚。全長約4〜6メートル。吻(ふん)は丸みをおび、歯が鋭い。性質は凶暴。熱帯から温帯域にかけて広く分布し、日本近海では伊豆諸島以南に生息。卵胎生。
いたち‐しだ【鼬羊歯】
オシダ科の多年生のシダ。山野に生え、根茎は短く、塊状。葉は束生し、長さ30〜70センチ、羽状複葉でいちばん下の羽片が特に大きい。葉柄に黒い鱗片(りんぺん)が密生。やまいたちしだ。
いたどり【虎杖】
1 タデ科の多年草。山野に自生。高さ約1.5メートル。茎にはかすかな紅色の斑点があり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株。夏、白色または淡紅色の小花が円錐状につく。花が紅色のものを特に、明月草(めい...
いたび‐かずら【崖石榴】
クワ科の蔓(つる)性の常緑低木。暖地にみられ、岩などをよじ登る。葉は長円形で先がとがり、厚く、裏面に網目状の細脈がある。雌雄異株。花はイチジクに似て、実は紫黒色に熟す。日本・中国本土・台湾に分布...
いたぼ‐がき【板甫牡蠣】
イタボガキ科の二枚貝。カキの一種で、本州以南の内海にみられ、岩礁に付着。貝殻は円形に近く、直径約10センチで平たい。殻表は薄い殻片が檜皮(ひわだ)状に重なる。卵胎生。食用。《季 冬》
いたましきうで【傷ましき腕】
洋画家・彫刻家の岡本太郎による油絵作品。パリ留学中の昭和11年(1936)に制作。ブルトンに評価され、昭和13年(1938)には国際シュルレアリスム展に出品。昭和16年(1941)の二科展に出品...
いたや‐かえで【板屋楓】
ムクロジ科の落葉高木。山地に自生。葉は手のひら状に浅く切れ込み、秋に黄葉する。花は淡黄色。実には翼が二つある。ときわかえで。つたもみじ。
いたや‐がい【板屋貝】
イタヤガイ科の二枚貝。浅海の細砂底にすむ。貝殻はホタテガイに似て、殻長12センチくらい。右の殻は半球形にふくらみ、左はほぼ平ら。殻表に8〜10本の放射状の肋(ろく)がある。北海道南部から南に分布...