いのち‐ずく【命尽く】
1 一命にかかわること。「いくさといふは…、—のものなれば」〈浄・五枚羽子板〉 2 命懸けであること。「科人(とがにん)と名乗って出る拙者、—に偽りを申さうか」〈伎・五大力〉
い‐の‐で【猪の手】
オシダ科の常緑のシダ。根茎は塊状で、5〜10枚の葉が放射状に束生。葉は長さ60センチ〜1メートル、こまかく羽状に分かれ、柄や軸に褐色の鱗片(りんぺん)が密生する。
いのもと‐そう【井の許草】
イノモトソウ科の多年生のシダ。石垣やがけなどに生える。胞子葉は長さ20〜60センチ、洋紙質で細長い羽片に分かれ、葉の縁が反り返って胞子嚢(ほうしのう)群を覆う。栄養葉は縁に不規則なぎざぎざをもつ...
イノンド
《(スペイン)eneldoから》セリ科の多年草。葉は羽状に切れ込む。夏、黄色い小花を多数つける。果実は楕円形で平たく、翼があり、ピクルスなどの香辛料や薬用にする。南ヨーロッパやイランの原産で、江...
いばら【茨/荊/棘】
1 バラ・カラタチなど、とげのある低木の総称。荊棘(けいきょく)。 2 人里近くに多いバラ科バラ属の低木の総称。ノイバラ・ヤマイバラ・ヤブイバラなど。《季 花=夏 実=秋》「—さくや根岸の里の貸...
いばら‐がに【荊蟹】
タラバガニ科のカニ。ヤドカリの仲間で、甲幅約15センチ、両脚を伸ばすと1メートルにもなる。タラバガニに似るが、体表のとげは長大で少ない。日本特産で、相模湾から土佐湾にかけての海底に生息。食用。
いばらき‐だいがく【茨城大学】
茨城県水戸市に本部のある国立大学法人。旧制水戸高等学校・多賀工業専門学校・茨城師範学校・茨城青年師範学校を母体に、昭和24年(1949)新制大学として発足。昭和27年(1952)、茨城県立農科大...
いばら‐も【茨藻】
イバラモ科の一年草。湖や池沼の水中に生え、長さ30〜60センチ。茎は硬く、もろい。よく枝分かれし、葉は線形で、3枚が輪生。雌雄異株。夏から秋、葉の付け根に小花をつける。
いぶき【伊吹】
ヒノキ科の常緑小高木。東北地方南部から南の山地に自生。樹皮は赤褐色で縦に裂ける。枝の下部の葉は針状であるが、先の方はうろこ状。雌雄異株。4月ごろ、楕円形の雄花、紫緑色で球状の雌花をつける。生け垣...
いぶき‐じゃこうそう【伊吹麝香草】
シソ科の小低木。山地の日当たりのよい所に生え、地上をはい、高さ3〜15センチ。全体に香りがある。葉は小さく、対生する。夏、淡紅色で唇形の小花が集まって咲く。百里香(ひゃくりこう)。千里香(せんり...