うき‐ばかり【浮き秤】
目盛りをつけたガラス管の下部を球形にし、その中におもりを封じ込んで、垂直に浮くようにした液体用比重計。測定する液体中に入れ、沈んだ深さから比重を知る。ふひょう。
うわざら‐てんびん【上皿天秤】
支点で支えられた腕の両端に1枚ずつ皿を取り付けたはかり。一方の皿に試料、他方に分銅(ふんどう)をのせ、左右のつりあいによって重さをはかる。さらてんびん。
かがく‐てんびん【化学天秤】
化学の定量分析に使用される精密なてんびん。0.1ミリグラムの桁まで測定できる。
かんかん‐ばかり【看貫秤】
台秤(だいばかり)のこと。看貫の際に用いられたのでいう。
きん‐ばかり【金秤】
金や薬など貴重なものの微少量を量るための棹秤(さおばかり)。5匁(もんめ)すなわち18.75グラムを最大限度とする。
ぎん‐ばかり【銀秤】
金秤よりも少し大きい棹秤(さおばかり)。百匁(もんめ)すなわち375グラムを限度とする。
ごう‐の‐はかり【業の秤】
地獄で、生前の悪業の軽重をはかるという秤。
さお‐ばかり【竿秤/棹秤】
秤の一。竿の一端にはかる物をのせる皿または引っかける鉤(かぎ)を垂らし、その近くにつけた下げ緒をつまみ上げて支点とし、竿が水平になるまで分銅の位置を動かして重さをはかる。
さら‐ばかり【皿秤/盤秤】
量る物をのせる部分が皿の形をしている計量器。竿秤(さおばかり)・台秤など。
じき‐てんびん【磁気天秤】
物質の磁化率や磁化の強さを測定する装置。天秤の一方につるした糸の先端に試料をつけて磁界に置き、そこにかかる力の大きさから磁化率や磁化の強さを求める。