ちご‐まげ【稚児髷】
少女の髪形の一。頭上で振り分けた髪を左右に高く輪にして結ぶもの。もと公家や寺などの稚児が結っていたのがのちに一般化した。江戸後期の京坂では、髷を大きくふくらませ、中央を布でおさえた形が流行した。...
ちご‐わげ【稚児髷】
⇒ちごまげ(稚児髷)
ちご‐むね【稚児棟】
瓦葺(かわらぶ)き屋根の隅棟の先が二段になっているときの、下方の短い棟。
ちご‐ものがたり【稚児物語/児物語】
御伽(おとぎ)草子で、寺院での稚児と僧侶との男色を主題としたものの総称。「秋夜長物語」「あしびき」「松帆浦物語」「稚児観音縁起」など。
ちご‐もんじゅ【稚児文殊】
子供の姿をした文殊菩薩(ぼさつ)。
ちご‐ゆり【稚児百合】
イヌサフラン科の多年草。丘陵地の林下に生え、高さ15〜40センチ。葉は長卵形。4、5月ごろ白い花を1、2個、やや下向きにつける。
ちご‐わ【稚児輪】
⇒稚児髷(ちごまげ)
ちご‐わかしゅ【稚児若衆】
公家・武家・寺院などで召し使われた少年。男色の対象となることが多かった。稚児。「叡山の—」〈浮・男色大鑑・三〉
ち‐さん【稚蚕】
一齢から三齢までの蚕。
ち‐し【稚子】
おさなご。稚児(ちご)。〈和英語林集成〉