マングローブ【mangrove】
熱帯の海岸に森林をつくる、主にヒルギ科の常緑高木の総称。幹から気根・支柱根・呼吸根などを出し、実は母樹についたまま種子が発芽してから落下し、生育する。マレー地方に多く、琉球諸島などにもみられる。...
マンゴスチン【mangosteen】
フクギ科の常緑高木。葉は厚く、長楕円形。暗紅色の花を開く。実は熟すと赤紫色になる。外皮は堅く、中に種子を包んだ果肉が4〜8個入っている。果肉は白色で甘く、口の中で溶けるような食味があり、果物の女...
マンゴー【mango】
1 ウルシ科の常緑高木。葉は長披針形で革質。黄白色の小花を群生し、中に大きな種子が1個はいった楕円形の実を結ぶ。果肉は黄や橙黄色をし、多汁で甘く、食用。インド・東南アジアの原産で、古くから果樹と...
み【実/子】
《「身」と同語源》 1 植物の種子・果実。みのり。「花が咲いて—がなる」 2 汁の中に入っている肉や野菜の類。「味噌汁の—」 3 内容。中身。「—のない議論」「花も—もある取り計らい」
み‐しょう【実生】
種子から発芽して生じた植物。挿し木・取り木に対していう。みばえ。
み‐ばえ【実生え】
草木が種子から発芽して生育すること。また、その草木。みしょう。
み‐ふくらぎ
キョウチクトウ科の常緑小高木。キョウチクトウに似た五裂する筒型の白い花をつける。インド半島・東南アジア・琉球諸島などに分布。種子や乳液に毒があり、殺鼠剤(さっそざい)などに用いられる。名称は、触...
みやけ‐せん【三宅線】
動物地理区の境界線の一。屋久島・種子島と九州の間に東西に引かれる。多くの南方系チョウ類の分布の北限となっている。昭和4年(1929)、昆虫学者の江崎悌三が提唱し、三宅恒方にちなんで命名。
みやま‐とべら【深山海桐花】
マメ科の常緑小低木。関東以西の深山に生え、高さ30〜60センチ。葉は3枚の小葉からなる羽状複葉。小葉は楕円形で厚く、つやがある。初夏、白い花を総状につける。実は黒紫色に熟し、中に種子が1個ある。
ミレニアム‐シードバンク【Millennium Seed Bank】
英国のキュー王立植物園にあるシードバンク。2000年にウエークハーストプレースの分園内に設置。種の保存を目的とし、世界の既知の野生植物のうち、半数以上の種子の収集・保管を目指している。