いねかり‐うた【稲刈(り)歌】
民謡で、稲を刈り取るときにうたう仕事歌。
いね‐こき【稲扱き】
刈り取った稲の穂から籾(もみ)をこいて落とすこと。また、その道具。脱穀。いなこき。《季 秋》「—の古き機械を野にさらす/誓子」
いねこき‐うた【稲扱き歌】
民謡で、稲の穂をこくときにうたう仕事歌。
いねこ‐ばし【稲扱箸】
「扱(こ)き箸」に同じ。
いね‐ぞうむし【稲象虫】
ゾウムシ科の甲虫。体長約5ミリ。体は黒褐色で、灰褐色の鱗片(りんぺん)で覆われる。稲の葉・茎・根などを食害。
いね‐つき【稲舂き】
稲の籾(もみ)をうすに入れて、きねでつき精白すること。米つき。
いねつき‐うた【稲舂き歌】
大嘗祭(だいじょうさい)に神前に供える稲をつくときにうたった歌。
いねつき‐こまろ【稲舂き子麿】
ショウリョウバッタの古名。〈和名抄〉
いねつき‐むし【稲舂き虫】
ショウリョウバッタの別名。
いね‐つ・む【稲積む】
[動マ四]《動詞「い(寝)ぬ」(下二)の連用形「いね」に掛けて、正月に用いる忌み詞》寝る。《季 新年》⇔稲挙ぐ。「ちゃうど元日を待つ心地…、ちっとの間—・まう」〈浄・妹背山〉