ほざき‐の‐ふさも【穂咲の総藻】
アリノトウグサ科の水生の多年草。溝や池に生え、葉は茎の節に4枚ずつ輪生し、糸状に細かく裂けている。夏から秋にかけて、水上に穂を出して淡褐色の小花をつける。金魚藻。
ほ‐じそ【穂紫蘇】
紫蘇の穂の若いもの。刺し身のつまなどに用いる。
ほ‐すすき【穂薄/穂芒】
穂の出ているススキ。《季 秋》「機関車に助手—を弄(もてあそ)ぶ/誓子」
ほ‐ずえ【穂末】
穂の先端。ほさき。
ほたか‐じんじゃ【穂高神社】
長野県安曇野(あづみの)市にある神社。祭神は、穂高見命・綿津見命(わたつみのみこと)・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)。上高地に奥宮がある。
ほたか‐だけ【穂高岳】
長野・岐阜県境にある高山群。飛騨山脈の最高峰、奥穂高岳3190メートルをはじめ、北穂高岳3100メートル、涸沢(からさわ)岳3103メートル、前穂高岳3090メートル、西穂高岳2909メートルが...
ほ‐たで【穂蓼】
タデの、花穂が出たもの。タデの花。《季 秋》「甲斐がねや—の上を塩車/蕪村」
ほ‐だ【穂田】
秋になり、稲の穂が出そろった田。「秋の田の—を雁(かり)がね暗けくに夜のほどろにも鳴き渡るかも」〈万・一五三九〉
ほ‐だち【穂立ち】
稲の穂が出ること。また、その稲穂。「我が蒔(ま)ける早稲田(わさだ)の—作りたる縵(かづら)そ見つつ偲はせ我が背」〈万・一六二四〉
ほ‐だわら【穂俵】
「馬尾藻(ほんだわら)」に同じ。《季 新年》「—を捜す鼠も嘉例(かれい)かな/石鼎」