やすら‐け・し【安らけし】
[形ク]穏やかである。「平らけく—・く護り奉る」〈祝詞・大殿祭〉
やすら・げる【安らげる】
[動ガ下一][文]やすら・ぐ[ガ下二]気持ちなどを穏やかにさせる。「心を—・げる音楽」
柳(やなぎ)に風(かぜ)
柳が風になびくように、逆らわずに穏やかにあしらうこと。「—と受け流す」
ゆおび‐か
[形動ナリ]広々としているさま。ゆったりとして穏やかなさま。「(明石ノ浦ハ)あやしくこと所に似ず—なる所に侍る」〈源・若紫〉
よう‐よう【夭夭】
[ト・タル][文][形動タリ]若若しく美しいさま。顔色が穏やかでのびのびしているさま。「桃の—たる時節にはあらねども」〈鉄腸・花間鶯〉
りく‐かぜ【陸風】
海岸地方で、晴れた日の夜、陸から海へ向かって吹く風。穏やかな風で、陸軟風ともいう。りくふう。⇔海風(うみかぜ)。
わ【和】
[音]ワ(呉) カ(クヮ)(漢) オ(ヲ)(唐) [訓]やわらぐ やわらげる なごむ なごやか あえる なぐ なぎ [学習漢字]3年 〈ワ〉 1 争いごとがなく穏やかにまとまる。「和解・和合・...
わ‐き【和気】
1 のどかな陽気。穏やかな気候。「—山野に漂う」 2 なごやかな気分。「—を帯びた口調」「—靄然(あいぜん)」
わ‐く【和煦】
春の日ざしの暖かく穏やかなこと。「自分の活動は食うか食わぬかの活動である。—の作用ではない粛殺の運行である」〈漱石・野分〉
わ‐じゅん【和順】
[名・形動] 1 気候が順調で穏やかなこと。また、そのさま。「気候—な地」 2 気質が穏やかで、おとなしいこと。また、そのさま。「特に正直にして—なるのみ」〈中村訳・西国立志編〉 3 穏やかに従...