おだい【穏ひ】
[形動ナリ]穏やかなさま。「心も—に思ひて」〈続紀宣命・五一詔〉
おだい・し【穏ひし】
[形シク]《形容動詞「おだい」の形容詞化》穏やかなさま。おだし。「頼もしく—・しくあり」〈続後紀宣命・一詔〉
おだ・し【穏し】
[形シク]人心や世の中などが、安らかで落ち着いている。穏やかである。「世も乱れ—・しからぬことにてのみ侍れば」〈愚管抄・三〉
おっとり
[副](スル) 1 人柄・しぐさなどが、落ち着いていてこせこせとしないさま。おおようなさま。「—(と)構える」「良家の出らしい—した振る舞い」 2 日ざしなどが、暖かく穏やかに感じられるさま。「...
おとな‐し・い【大人しい】
[形][文]おとな・し[シク]《「おとな(大人)」の形容詞化で、大人らしいが原義》 1 性質や態度などが穏やかで従順なさま。「内気で—・い子」「—・く従う」 2 騒いだりしないで、静かなさま。比...
おとなし‐やか【大人しやか】
[形動][文][ナリ] 1 性質や態度が落ち着いていて穏やかなさま。「—な話し方」 2 大人びているさま。「あけて御覧ずれば…と、よに—に書き給へり」〈平家・一二〉 3 年長者らしくしっかりして...
おん‐が【温雅】
[名・形動]穏やかで上品なこと。しとやかなこと。また、そのさま。「—な人柄」
おん‐がん【温顔】
穏やかな、あたたかみのある顔つき。温容。「—に接する」
おんけん‐は【穏健派】
直面した問題を、強硬手段を用いず、穏やかに解決しようとする立場の人。⇔強硬派。
おん‐こう【温厚】
[形動][文][ナリ]穏やかで、優しくまじめなさま。「—な人柄」「—篤実」 [派生]おんこうさ[名]