かい‐ざん【改竄】
[名](スル)《「竄」は文字を変える意》文書などの字句を直すこと。特に、悪用するために、勝手に直すこと。「登記簿を—する」
ざん【竄】
[音]ザン(慣) [訓]のがれる かくれる 1 もぐる。逃げ隠れる。「竄入」 2 遠隔地へ追放する。「流竄(りゅうざん・るざん)」 3 文章を書き改める。「改竄」
てん‐ざん【点竄】
1 文章の字句を直すこと。添削。 2 「点竄術」の略。
とう‐ざん【逃竄】
逃げ隠れること。「トスカは—の貧士に食を与え」〈荷風・濹東綺譚〉
とん‐ざん【遯竄/遁竄】
[名](スル)にげかくれること。「地中海中の諸島に—する者も、尟(すくな)からざりき」〈竜渓・経国美談〉
へん‐ざん【貶竄】
官位を下げて遠方へ流すこと。貶謫(へんたく)。貶流(へんる)。
ほん‐ざん【奔竄】
[名](スル)にげかくれること。「自ら甲兵を放棄して遠く—せしは」〈鉄腸・雪中梅〉
りゅう‐ざん【流竄】
[名](スル) 1 罪によって遠隔の地に追いやること。流罪(るざい)。るざん。「—の身」 2 遠隔の地を流れさすらうこと。流浪(るろう)。
る‐ざん【流竄】
⇒りゅうざん(流竄)