たち‐こ・える【立(ち)越える】
[動ア下一][文]たちこ・ゆ[ヤ下二] 1 越える。過ぎていく。「国境(くにざかい)の峠を—・える」「一身の利害を—・える」 2 まさる。すぐれる。「外の姫たちに—・えて美しとおもうところもなく...
たちこみ【立(ち)込み】
釣りで、川または海の浅場に入って魚を釣ること。
たち‐こ・む【立(ち)込む/立ち籠む】
[動マ五(四)] 1 ある場所に集まって込み合う。混雑する。たてこむ。「境内は参詣の人々で—・んでいる」「ことに人多く—・みて」〈徒然・四一〉 2 川釣りで、川の中に入って立ち、釣り糸を垂れる...
たち‐こ・める【立(ち)込める/立ち籠める】
[動マ下一][文]たちこ・む[マ下二]霧や煙などがその場所一面に満ち広がる。「室内に甘い香りが—・める」
たち‐ごし【立(ち)腰】
相撲で、腰の重心を低くしていない姿勢で立っていること。
たち‐さ・う【立ち塞ふ】
[動ハ下二]立ってさえぎり止める。立ちふさぐ。「波—・へて入れずもあらなむ」〈土佐〉 [補説]古くは四段活用か。
たち‐さか・ゆ【立ち栄ゆ】
[動ヤ下二] 1 草木などが盛んに茂る。「山の峡(かひ)に—・ゆる葉広熊白檮(くまかし)」〈記・下・歌謡〉 2 時を得て栄える。時めく。繁栄する。「—・え給へるこそ、たぐひなきやんごとなさなめれ...
たち‐さ・る【立(ち)去る】
[動ラ五(四)]立ってその場所から去る。たちのく。「黙って—・る」
たち‐さわ・ぐ【立(ち)騒ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「たちさわく」》 1 風・波などが立って激しい音をたてる。「波が—・ぐ」 2 ㋐ひどく騒ぐ。騒ぎたてる。「群衆が—・ぐ」 ㋑激しく動く。「胸が—・ぐ」
たち‐さわ・る【立(ち)障る】
[動ラ五(四)] 1 干渉する。関与する。「成るたけ—・らねえ方が穏便だと」〈木下尚江・良人の自白〉 2 さまたげになる。「追払へどもお言葉に甘えて猶々この辺へ—・り」〈滑・八笑人・二〉