うずら‐だち【鶉立ち】
1 和室で、回りひざをしないでそのまま立ち上がること。礼儀に合わない立ち方とされる。 2 支度もせずに、不意に旅立つこと。「今日は京町所でないと、胸算用のあは穂から—に立って」〈滑・古朽木〉
うそ
[接頭]《「うす(薄)」の音変化》名詞・形容詞・動詞などに付く。 1 薄い意を表す。「—霞(がすみ)」「—雲」 2 少し、少ない、の意を表す。「—黄」「—暗い」「—笑む」 3 なんとなく、どこと...
うそ‐ばらだ・つ【うそ腹立つ】
[動タ四]わけもなく腹が立つ。むやみと腹が立つ。「昔を思ひ出し、—・って」〈浮・一代男・三〉
うち‐ぐ・す【打ち具す】
[動サ変] 1 ちゃんとそろっている。きちんと備わる。「親—・し、さしあたりて世の覚えはなやかなる御方々」〈源・桐壺〉 2 連れ立つ。たずさえる。「—・しては、つきなからむさまを思ひかへし給ふ」...
うち‐しぐ・る【打ち時雨る】
[動ラ下二] 1 さっと時雨が降る。「今日ぞ冬立つ日なりけるも著(しる)く—・れて、空の気色いとあはれなり」〈源・夕顔〉 2 涙を流す。涙ぐむ。「まみの辺り—・れて、ひそみ居たり」〈源・若菜上〉
うち‐はや・す【打ち早す】
[動サ四]馬などをむちで打って速く歩ませる。急がせる。うちはやむ。「馬—・して先立つもありて」〈かげろふ・中〉
うち‐はや・る【打ち逸る】
[動ラ四]調子に乗る。勇み立つ。「ある上達部のおほむこ、—・りて物怖ぢせず」〈堤・虫めづる姫君〉
うつ‐む・ける【俯ける】
[動カ下一][文]うつむ・く[カ下二] 1 顔を下へ向ける。うつむくようにする。「顔を—・けて立つ」⇔仰向(あおむ)ける。 2 器物の口などを下の方へ向ける。「桶(おけ)を—・ける」⇔仰向ける。...
うつわ【器】
1 物を入れるもの。入れ物。容器。「—に盛る」 2 人物や能力などの大きさ。器量。「人の上に立つ—ではない」 3 道具。器械。〈和英語林集成〉
うなが・す【促す】
[動サ五(四)] 1 物事を早くするようにせきたてる。また、ある行為をするように仕向ける。催促する。「—・されてようやく席を立つ」「注意を—・す」 2 物事の進行をすみやかにさせる。促進する。「...