たち‐た・つ【立ち立つ】
[動タ四]あちこちで一面に立つ。次々に飛び立つ。「国原は煙(けぶり)—・つ海原(うなはら)はかまめ—・つ」〈万・二〉
たち‐ちゃばん【立(ち)茶番】
かつら・衣装をつけ、化粧をして芝居をもじったこっけいなしぐさをする素人演芸。茶番狂言。口上茶番に対していう。→茶番2
たち‐ぢしゃ【立萵苣】
チシャの栽培品種。葉は長楕円形で、直立し、半結球状。コスレタス。ロメインレタス。
たちっ‐ぱなし【立ちっ放し】
立ったままでいること。「—で待ち続けた」
たち‐つく・す【立(ち)尽(く)す】
[動サ五(四)]感激したり呆然となったりして、いつまでもじっと立っている。「なすすべもなくその場に—・す」
たち‐つくり【立(ち)作り/断(ち)作り】
大饗(たいきょう)のときなどに肴(さかな)を調進すること。また、その調理のために臨時に設けられた所。
たち‐つ・ぐ【立ち継ぐ】
[動ガ四]あとを継ぐ。先の人のあとを引き継いで立つ。「いまだ子もなければ、—・ぐべき人もなし」〈増鏡・新島守〉
たち‐つづ・く【立ち続く】
[動カ四] 1 すぐあとに続く。連なる。「劣らず—・き給ひにける世々の覚え有様」〈源・若菜上〉 2 並んで立つ。立ち並ぶ。「棟に棟次第に—・き」〈浮・胸算用・三〉 [動カ下二]「たちつづける...
たち‐つづ・ける【立(ち)続ける】
[動カ下一][文]たちつづ・く[カ下二] 1 長時間立ったままでいる。「開場を待って—・ける」 2 「立ち続く2」に同じ。「人家地をあらそひて、竈(かまど)の煙—・けたり」〈奥の細道〉
たち‐つぼすみれ【立壺菫】
スミレ科の多年草。有茎の代表種で、山地や路傍に最も普通にみられる。葉は先のとがった心臓形で、托葉は細く裂けている。春、淡紫色の花を横向きに開く。