い‐りん【意臨】
書道で、手本の形・筆法にとらわれないで、筆意をくみとって運筆すること。
えいじ‐はっぽう【永字八法】
書法伝授の一。「永」の一字に含まれ、すべての文字に応用できる運筆法。側(点)・勒(ろく)(横画)・努(ど)(縦画)・趯(てき)(跳ね)・策(短横画)・掠(りゃく)(左へはらう)・啄(たく)(左へ...
かいわん‐ほう【回腕法】
書道の運筆法の一。ひじは半月形に張り出し、筆と指とを体の前方に抱え込むようにする。回腕執筆法。
かすり‐ふで【掠り筆】
書画などでかすれを生じさせる筆法。渇筆。
ぎん‐こう【銀鉤】
1 銀の鉤(かぎ)。銀製の釣り針。また、銀製のすだれかけ。 2 書の筆法の一。また、巧みな書の形容。 3 新月をたとえていう語。
けん‐しん【懸針】
筆法の一。縦の画の下端を筆をはらって針の先のように細くとがらすもの。→垂露
しょ‐ほう【書法】
1 漢字・仮名などの文字の書き方。筆法。 2 文章の書き方。文章表現の特徴。文体。 3 記号などの、書き表し方。「楽譜の—」
すい‐ろ【垂露】
筆法の一。縦の画(かく)の下端を筆をおさえて止めるもの。→懸針(けんしん)
そう‐こう【双鉤】
1 書道の執筆法の一。筆の軸に親指と人差し指・中指をかけ、薬指を軽く添えて書く法。 2 文字の上に薄紙を置き、輪郭だけを線で写し取ること。籠写(かごうつ)し。籠字。籠抜き。
ぞう‐ほう【蔵鋒】
書道の用筆法の一。筆鋒(ひっぽう)(筆の穂先)が筆画の外にあらわれないように書くこと。→露鋒(ろほう)