きのくに‐ごき【紀国御器/紀国五器】
紀伊国産の朱漆塗りの食器。「羹箸(かんばし)、塗箸、—、なべぶたまで、さらりと新しくしかへて」〈浮・胸算用・一〉
き‐よう【器用】
[名・形動] 1 からだを思うように動かして、芸事・工作などをうまくこなすこと。また、そのさま。「手先が—だ」「—に箸(はし)を使う」 2 要領よく、いろいろな物事を処理すること。また、そのさま...
きらい‐ばし【嫌い箸】
行儀が悪いとして嫌われる、箸の使い方。移り箸、刺し箸、涙箸、惑い箸などがある。
くい‐あら・す【食(い)荒らす】
[動サ五(四)] 1 あれこれ乱暴に食べて損害を与える。「作物を野ネズミに—・される」 2 あれこれ箸(はし)をつけて食い散らす。「ご馳走(ちそう)を—・す」 3 他の勢力範囲を侵して害を与える...
くい‐さき【食(い)先】
箸の先端。食べ物をつまむ部分。
くい‐ぞめ【食(い)初め】
出生後初めて食事をさせる祝いの儀式。新調の膳(ぜん)を使って食べさせるまねをする。生後100日目にする所が多い。御食い初め。箸(はし)立て。箸揃(はしそろ)え。百日(ももか)。 [補説]最近「食...
くい‐ちら・す【食(い)散らす】
[動サ五(四)] 1 食べ物を食べこぼして散らかす。「子供が—・した御飯つぶを拾う」 2 あれこれと食べ物に少しずつ箸(はし)をつける。「おかずを—・す」 3 いろいろなことに少しずつ手を出す。...
くち‐ばや【口早/口速】
[名・形動] 1 ものの言い方がはやいこと。また、そのさま。はやくち。「—に話す」 2 食べ方のはやいさま。「納戸飯の—に参られる、塗箸はいりませぬか」〈浮・曲三味線・四〉
口(くち)を付(つ)・ける
器などに口を触れる。また、飲食を始める。「ちょっと—・けただけで箸(はし)をおいた」
くっ‐たく【屈託/屈托】
[名](スル) 1 ある一つのことばかりが気にかかって他のことが手につかないこと。くよくよすること。「—のない顔」「人は只だ黄金(おかね)のことばっかりに—して」〈木下尚江・良人の自白〉 2 疲...